酸洗いで何が変わるの?金属製品の品質保持と安全な作業の方法

2017年10月4日

酸洗いの用途と実施するメリットについて

酸洗いは金属製品の汚れを洗い流す作業の一種で、強酸性の薬剤で汚れを溶解させるのが特徴です。金属製品には塗料や油脂などの汚れが付着する他、長く使い続けることでサビが発生します。金属に付着した汚れやサビは通常の洗剤で洗い流すのは難しい他、洗浄作業の際に強くこすると傷や変形などの不具合に見舞われることがあります。酸洗いは酸性の薬剤で汚れを溶解させることでどのような汚れも綺麗に取り除くことが可能です。また、汚れが自然に浮き上がって簡単に洗い流すことが出来るため、強くこする必要が無いメリットがあります。ブラシなどの洗浄器具が入らない狭い部分にも薬剤が浸透して汚れの除去が出来るのも酸洗いによる効果の一つです。

酸洗いで生じる事故と安全管理

酸洗いは金属製品の洗浄に適している一方、使用する薬剤の成分で重大な健康被害に見舞われる可能性があります。特に汚れに反応して発生する蒸気は吸い込むと重い疾患が生じることがあるので、作業中は必ずマスクを使用する他、作業場の換気を十分に行って有害な蒸気が溜まらないように工夫することが大切です。また、薬剤が付着すると火傷などの肌トラブルに見舞われるので、手袋などの保護具を使うのも安全な作業を進めるための心得です。酸洗い用の薬剤は土壌汚染の原因にもなるので、取り扱いには細心の注意を払い、第三者の持ち出しを防ぐように心がけるのが作業者の責任です。日光や湿気などの刺激で薬剤が変質することもあるので、置き場所にも気を配ります。

酸洗いは金属製品の汚れを強酸性の薬剤で洗い流す作業です。塗料や油脂などの汚れを綺麗に除去出来る利点がある一方、金属の材質によっては劣化することもあるので事前の確認が不可欠になります。